じゃりてんです。
今回は「RPAチャレンジ」のお題の1つである、
「顧客データ登録の自動化」のサンプルをご紹介します。
使用するツールは『UiPath StudioX』です。
デモ動画もあるのでご覧ください。
RPAチャレンジ~顧客データ登録~
チャレンジするサイトは下記です。
お題
The goal of this challenge is to create a workflow that will input data from a spreadsheet into the form fields on the screen.
Rpa Challenge( http://www.rpachallenge.com/ )
お題のゴールは上記WebサイトのインプットフィールドにExcel顧客データを入力し、
1件ずつ登録をしていくというものです。
基本アルゴリズム
Excel顧客データは「名前」、「会社名」、「住所」などの個人情報を示すカラムがあり、
顧客データは全部で10行用意されています。
Excel顧客データから一行ずつ各カラムデータを抜き出し、
その足でWebサイトに入力していくアルゴリズムにします。
下準備
1.顧客データを下記のフォルダパスに保存します。
"C:\Test\challenge_ja.xlsx"
実装
基本形はこんな感じで組み込みます。
『Use Excel File』>『Use Browser IE』>『Excel For Each Row』の構造です。
そして 『Excel For Each Row』の中に繰り返す処理を配置します。
ここでは各入力フォームに、
「顧客データを1つ1つ入れていくという処理」と
「登録ボタンを押す」という処理になります。
ちなみに入力画面はこんな感じです。
StudioXのポイント~カラムが選択しやすい!~
変数を使うのが慣れていると、
却って使いずらさを感じてしまうのですが、
先ほどの繰り返し入力の中身をどのように作ったかを説明します。
1.「Excel For Each Row」のIn rangeメニューで読み込みの範囲を指定
In rangeの+ボタン>Excel2(私の場合は)>Indicate in Excelで
Excelの画面が自動で開きます。
カーソルで範囲をドラッグしましょう。
この時、カラムを含めて範囲を選択します。
2.繰り返し読み込むカラムの指定
In rangeの下の「Has headers」にチェック入れておきます。
こうすることでカラム名を次の画面で使うことができます。
1つ目のフィールドの値(苗字)は
Type thisの+ボタン>CurrentRow>苗字で選択できます。
これは便利ですね!
同様の手順で「名前」や「会社名」以降も実装していきます。
StudioXのポイント~アンカーが選択しやすい!~
画像のように「Type into」アクティビティの
入力フィールドを緑色の枠で指定します。
これはマウスでポチっとやるだけです。
次にアンカー
「今さっき入力箇所と決めたフィールドってどんなフィールドですか?」
「First Name」です。(<==これがアンカー情報になります)
こうすることで入力場所に迷うことなく、
確実にFirst Nameフィールドに苗字を入れることができます。
サンプルデモ
結果は100点
時間はType intoのデフォルト設定なので若干遅いですね。
サンプルのデモ動画です。
以上、UiPath StudioXの使い方でした!
ブログでは他にもStudioXにまつわるTipsを紹介しているので是非ご覧ください