UiPath StudioXの使い方|ロボット構築の基本マニュアル

IT・テクノロジー

じゃりてんです。

前回は「RPAチャレンジ」のお題に取り組みましたが、
今回はロボット構築の基本マニュアルと題し、
『UiPath StudioX』の基本的な使い方をご紹介します。

ロボットの立ち上げや
Project Notebook(Excel)の使い方、
ロボットの動かし方などを扱います。

インストール方法についての説明はありません。

またRPAとは何ぞや?
という方はまず概念のイメージを掴むために下記の記事を参考にしてみてください。
記事内にRPAを実際に動かしているデモ動画が挿入されています。

ロボットを動かすファイルを作る

New Projectの作成

まずはStudioXの立ち上げ・New Projectの作成からです。

赤枠の「New Project>Blank Task」をクリックし、

ロボットファイルの名前と
ロボットファイルを格納するフォルダパスを入力して、
Createボタンを押下します。

「画面にUiPath StudioXって書いてない」という場合……

ソフトを立ち上げたあとに「Studio」か「StudioX」かを選べるようになっています。

立ち上げるソフトは「Studio」で問題ありません。

下図のように「Setting>License and Profile>View or Change Profile」をクリックすると、

このような画面でどちらかを選べるようになっています。
これ以降は選んだ側でソフトが起動されます。
あとで変えることもできます。

ロボットの作り方(概要)

さあ、下記のような画面が開きました。

この画面で作ったものはロボットのファイルとして保存できます。

ちなみにロボットのファイルは、
ゲーム本体とゲームソフトの関係で表すならば、
ゲームソフトに当たるものです。

操作はStudioと同様に
画面左側の「Activities」からロボットの動作を選んで
画面中央にドラック&ドロップします。

そうすると画像のように、
処理をポコポコと並べることができます。

ロボットの動かし方を先にお伝えすると、
画面上部リボンバーの「Run」(またはF5ボタン)を押せば処理が実行されます。

うまくアクティビティを並べられたら、動かしてみましょう。

画像の状態では動かせません。

真ん中に置いたアクティビティカードの右上に
赤丸がありますよね。
これはあと一押し設定が必要という合図です。

これをすべて解消してやって、はじめてロボットを動かすことができます。

Project Notebookを使ってみる

さて、エラーはあとで解消するとしまして、
とりあえず下記の画像の通り、
「Project Notebook」(赤枠の部分)をクリックしてみてください。

「Project Notebook」という名のExcelファイルが立ち上がります。

「何かエラーで出てExcelが立ち上がらない」という場合……

最初のHOME画面の
「Tools>Excel Add-in」をクリックしてください。

Excelの拡張機能を入れています。
入れたら、面倒ですが、Studioを立ち上げ直しましょう。

Project Notebookとは

画像はロボットのファイルが入ったフォルダです。
一番最初に作ったやつです。

「Main」と書かれた青いアイコンのファイルがロボットのファイルです。
「Project_Notebook」というファイルが今さっき立ち上げたExcelです。

なぜエクセルが別途必要になるのか?

Excelにデータがあれば、
ロボットは下図のような「運び人」ポジションにすることができます。

これの良いところは、
ロボット本体に「②データを入力する」で必要なデータを直接持たせなくてもよいことです。

例えば「テーブルに積んである果物の中からリンゴを掴むロボット」があるとしましょう。

最初はリンゴだけ掴んでいればよかったのですが、
そのうちミカンも掴むような設定に変えたいと思いました。

ロボットが分かる人なら、
ロボットの中身をガチャガチャいじくり
ミカンを掴むように作りかえればよいのですが、
ロボットを知らない人はお手上げです。

それが例えば、
「果物の名前が記載されたメモを見せたらその果物を掴むロボット」があれば
ロボットの中身が分からない人もメモを書きかえれば
ロボットに掴ませたい果物を変えることができます。

ここでいうロボットに見せるメモ=Excelファイルであり、
今回の「Project_Notebook」です。

今まではいちいちExcelファイルを作って、
それの在りかをロボットに教えるという面倒な処理をロボ開発者がやっていたのですが、
StudioXでははじめからロボットが見にいくExcelファイルが用意されています。

それが「Project_Notebook」です。

Excelに書いた文字を別のExcelシートに書き出させる

この「ScratchPad」という備え付けシートのA1セルに
「じゃり てん」という名前を書き、

同じく備え付けシートの「Text」のB3セルに貼り付けてみましょう。

実装手順

「Write Cell」アクティビティを左側のActivitiesから引っ張ってきましょう。

2つ設定できる項目があります。

「何を書くか」と「どこに書くか」です。

What to Write(何を書くか)

「What to writeの+ボタン>Project Notebook>Indicate in Excel」の順にクリックしてください。

Excelが飛び出してくるので、
「書かせたい文字(A1セル)」をクリックし、
リボンバーの「Confirm」をクリックしましょう。

Where to Write(どこに書くか)

先ほどと同じ要領で
「Where to writeの+ボタン>Project Notebook>Indicate in Excel」の順にクリックしてください。

書き込み先は「Text」シートの B3セルです。

赤丸が消えているかチェック

赤丸が消えたと思います。
ロボットとして問題がないということです。

それでは動かしていきましょう。

ロボットを実行

F5ボタンかリボンの「Run」ボタンを押すと実行です。

実行後はこちら

B3セルの値が書きかわっています。

それ以外のセルにもちらほら入力したような跡がみえるのは
このExcelがもともと持っている数式によるものです。

最後に

記事のUiPathの使用言語は英語版であり、
日本語版とは画面メニューやアクティビティ名称が異なります。

じゃりてんとしては
英語なんて中学以来やったことがないよ……という方でも
使用言語は英語にすることをオススメします。

使用言語といってもそもそもあまり文章に頼らないソフトであるということ。
英名アクティビティの記事の方が圧倒的に多く、
分からないことを検索しやすいということが理由です。

プログラミング学習のはじめの一歩になる

別記事でもまとめる予定ですが、
RPA(UiPath)はプログラミングを学ぶにも良いツールです。

例えば記事途中にあった
「データは、ロボット本体ではなく、外部のExcelに持たせる」の思想は
色んなプログラミング言語に共通する考え方です。

他にもStudioXではあまり意識することはありませんが、
本来のStudioであれば、
変数やデータテーブルといった概念にも触れることができます。

気になった方はStudioXを触った後に、Studioに戻してみてください。

ブログでは他にもStudioXのTipsを紹介しています。
ぜひご覧ください!

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