じゃりてんです。
国語(現代文・古文・漢文)を制するということで、
今回はじゃりてんが早稲田大学を受験するにあたって使用していた参考書をご紹介します。
ブログ内の他の記事でも伝えているように、
一番良いのは志望大学の過去問を使った学習ですが、
今回は基礎知識や単語の学習に役立つ参考書をまとめます。
かなり古い本ばかりですが、今の受験にも通用します。
ついつい出版年の新しい参考書に目が向けがちですが、
古文・漢文の題材というのは新しいものが増えるわけでもなく、
出題される基礎知識や単語は今も昔も変わりません。
現代文
漢字・キーワードの学習
漢字の書き取り学習は入念に取り組んでおきましょう。
ちなみに漢字の書き取りは1問でも取りこぼすようではまず落ちます。
間違えた学生をはじくという意味ではありません。
サービス問題を取りこぼすようでは受からないという意味です。
他の問題と違い、
漢字は覚えた知識をそのまま出せれば得点できるからです。
さて、早稲田大学受験のために使っていた漢字学習の参考書は
『頻度順漢字2300Plus 入試出題順(桐原書店)』です。
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漢字とあわせて、
現代文の頻出キーワードを押さえておきましょう。
頻出キーワードはおすすめは
『現代文最新頻出順キーワード入試問題集』(斎藤隆)です。
(↑残念ながら現在はブックオフか古本屋でしか手に入りません)
入手できなければコチラもおすすめです。
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語彙学習の参考書としては以上でしょうか。
まとめられている語彙も豊富なのでかなりお腹いっぱいになります。
あとは過去問の学習中に、
現代文の本文に出てきた漢字の書き取りを練習しましょう。
現代文の読解学習
現代文の長文問題に対するおすすめの参考書はありません。
「紹介記事なのにないんかーい!」とつっこまれそうですが。
もし、気になる参考書があればそれらを軽く流して、
自分の力で帰納法的に解法を見つけるべきです。
というのも、
現代文の参考書にはトリッキーな解法を紹介するものが多いからです。
トリッキーな解法に寄った参考書1冊を鵜呑みにするのは間違っています。
だいたいその参考書で紹介されている問題には
もっともらしい解説が載っており、
再現性もあるかのように錯覚しがちですが、
いざ過去問を解いてみると「ばかな、通用しないだと……?!」みたいなことになります。
過去問を解き、
「なぜ間違えたのか」だけではなく、
「なぜ解けたのか」を自分で分析するのが最良の学習方法です。
分析し、再現性のある解法を見つけていくことが現代文読解の学習です。
古文・漢文
古文・漢文でおすすめする参考書は下記です。
・「標準古文単語 650 (完全征服 21)」
・「入試頻出漢文<語と句形>」
古い本なので中古ばかりですが……
『 標準古文単語 650 (完全征服 21) 』
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『 入試頻出漢文<語と句形> 』
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あとは学校でよく配られているコチラ『漢文必携』です。
『漢文必携』
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「学校の教材は大学受験に向かない」という偏見を持ち、
予備校出版の参考書にしか手を出さない方も多いのですが、
ボリュームもある良書です。
これも余談ですが、
この手の書籍ですと「国語便覧」もおすすめです。
『国語便覧』
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なぜか「分厚く・型が大きく・いかにも学校で配られそうな参考書」は
受験生に敬遠されますが、もったいないです。
早稲田大学を受験するなら「国語便覧」が役に立ちます。
最後に……苦手分野がある時点で早稲田の合格は難しい
バランスよく学習することが大事です。
苦手分野が生まれるのはダメです。
すべてが得意分野でなければなりません。
「現代文・古文・漢文の中で現代文・古文が得意。
この2つで得点を稼ぎ、苦手な漢文をカバーする」
みたいなことを言っているようでは合格レベルに達することは難しいです。
余談ですが、これは国語科目の分野に限った話ではなく、
英語・国語・選択科目にも言えます。
「英語が苦手だけども、国語と日本史は得意」では落ちます。
国立志望の学生は5教科以上をバランスよく学習しています。
バランスが良いながらも、特に「英語・国語・地歴公民」が得意みたいな学生がたくさんいます。
受験科目が3教科に限られているのに、
その中で苦手科目があるのは致命的であると気が付くべきです。
現代文・古文・漢文をバランスよく学習し、
早稲田大学合格レベルの学力を身につけましょう。