じゃりてんです。
早慶レベルの英語長文問題を解くための対策・学習法をご紹介します。
まずブログ内では口を酸っぱくしてお伝えしているように、
英語長文が得意でなければ早慶のどの学部にも合格できません。
どのくらいのレベルまで英語長文を鍛えるか?
早稲田の文学部に行きたい・教育学部に行きたい・商学部に行きたい!
慶応の商学部に行きたい・文学部に行きたい!
みなさんピンポイントで志望している学部があるかと思います。
本当にその学部に合格したいのであれば、
その学部を第一志望にしてはいけません。
どこを第一志望にするか?
早稲田大学の政経・法、慶応義塾大学の経済・法を第一志望にしてください。
やりたいことを曲げろという意味ではありません。
うまく自分を騙して実力を伸ばすことに貪欲になってほしいからです。
ではなぜ上記学部のチョイスなのか?
ズバリ英語長文問題の難しさで選定しています。
自分の卒業学部なので取り上げますが、
上記経済・法学系の学部を志望している学生が早稲田の商学部の英語長文問題を見たら、
「お、この分量と設問なら少し時間をかけて丁寧に解けそうだな」と感じます。
商学部の英語長文でも抵抗感を覚えるようであれば合格は難しいです。
英語長文問題が難問と言われる学部を第一志望にし、
本気で攻略してやろうと学習を進めることで、
自分の真の志望学部の問題を圧倒的実力と余裕をもって解けるようになります。
基礎から学習し直そう!の落とし穴
他の記事でもお伝えしているように受験勉強はとにかく基礎!基礎!基礎!の反復学習が肝要です。
で、基礎の重要性は理解できたとして
「よし!じゃあ基礎から叩き込むぞ!」と言って、
おもむろに中学時代のテキストを引っ張りだそうとしていませんか?
それは基礎学習ではありません、入門学習です。
例えば、小学生がアヤメっぽいものを指差しながら「あれはカキツバタだ」と言ってきたら
「いや、あれは花弁が云々……であるからして、アヤメである」と間違いを訂正しますか?
じゃりてんなら、けもの風に「すっごーーい!」と褒めます。
大学生が「カヴァ」のことを「シャンパンだ!シャンパンだ!」と喜んでいても
「シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけを指すんですーーー」とは突っ込まないですよね。
彼らはおそらく見た目と味の雰囲気からこれはビールでも白ワインでもなくシャンパンだと言っているのですから。ぼんやりとした理解ながらも、マルをあげたくなります。
(気になってしまった方は下記から)
入門学習に使われる教材も似たようなもんです。
まだモノをよくわからない人でも概念のイメージを掴めるように
複雑な情報はまるっと“隠ぺい”して分かりやすく伝えることを念頭においています。
だから中学時代のテキストをおさらいするのはおすすめしません。
やるんなら「Forest」とか「ロイヤル英文法」ですね
今は他にもっと良いのあるのかもしれませんが。
新品価格 |
『ロイヤル英文法』( 旺文社 )
じゃりてんは高校の英語の先生が貸してくれた「ロイヤル英文法」をやってました。
ただ、“二重の意味で”重いです。
大人な解釈力で正確に概念を把握していく
それが基礎学習です。
速読法ではない。精読が常人の速読の域に達する。
速読法はpiece of shit です。
丁寧に精読します。
丁寧に丁寧に雨の日も風の日も一文一文にペンでメモ書きを入れながら精読をします。
鍛錬だ、鍛錬だと地道に精読を練習します。
するとどうでしょう。
そのうちペンでメモ書きを入れなくても文を見ただけで勝手に字が浮かびあがってきます。
さらにどうでしょう。
テストの問題を「精読精読……、」とこなし、
「やっと終わった、やれやれ」とペンを置くと、周囲からはまだカリカリと音がしています。
例えるなら『HUNTER×HUNTER』の具現化系の修行のように
「この文はなんだ、この文はなんだ?」と色んな観点から弄り倒すことからスタートするのです。
分からない方は「具現化系 修行」でググってみてください。
弄り倒すとは具体的には一文一文に文型(SV/SVC/SVO/SVOO/SVOC)をふってみたり、
文節を書き出してみたり、品詞を書き出してみたりすることです。
単語に逃げない。とにかく英語の長文と向き合う。
過去記事でも紹介している通り、
単語帳学習に精を出すのは間違っています。
単語帳は楽で勉強できてる感が湧くのでついついそちらに逃げがちになりますが、
この難しい、どうやって勉強したらいいのかわからない長文問題をなんとかしてやろうと
試行錯誤することが早慶合格につながる英語学習の第一歩になります。